2010年5月 1日
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「春祭り」見て、食べて、呑んで、さあ一緒に踊りましょう
春まつり
春になると、心の身体もウキウキします。
そんな頃、倉敷の各所では春まつりが開催されます。
一般的に、春まつりはその地の一年間の幸せや五穀豊穣を祈願し、秋祭りでは神恩を謝すると言われています。
皆さんも一年間の無病息災をお祈りしに、春まつりに出かけてはいかがでしょうか。
阿智神社
倉敷の総鎮守社でもある阿智神社でも春と秋に祭りがあります。
阿智神社としての行事は、第三土曜日15日の10時からお祭りが始まり、18時からの神賑いでは雅な三女神の舞に始まり、子供神楽等が奉納され、倉敷天領太鼓の演奏で締め括られます。
*詳しいことは阿智神社HP*
それに併せて、地元の町内会や保存会でも楽しい行事が繰りひろげられ、地元の人はもとより観光客の皆さんの一緒に春まつりを楽しみます。
素隠居(すいんきょ)
素隠居とは、阿智神社のお祭りの御神幸の雌雄の獅子に付き添う翁(おきな)と媼(おうな)の面をかぶった若者を指します。
素隠居は元禄5(1692)年、阿智神社にほど近い戎町の宰領をつとめていた沢屋善兵衛が寄る年に勝てず、人形師の柳平楽に頼んで「じじ」と「ばば」の面を作らせ、店の若者にこの面をかぶらせ、主人の代理として御神幸の行列に参加したことに始まるとされています。
素隠居という呼び名は明治以後誰彼となく、この「じじとばば」のことを呼びはじめたようですが、ただの御隠居という意味で「素の隠居」であったり、「素晴らしい隠居」であったり、「素朴な隠居」というような意味が語られています。また、素隠居の面は、「らっきょう」の形に似ていることから、おびえながらもこの素隠居を挑発する子供達は、「すいんきょ、らっきょう、くそらっきょう。今年のらっきょう、すーいーぞ」とはやしたてて逃げまどうのです。
素隠居が持っている渋うちわで頭を叩かれると、「賢くなる」、「健康になる」と言われています。倉敷の親は子どもがおびえ、泣き叫んでも子どもの頭を素隠居の前に差し出します。
もちろん、外人さんにもその洗礼は容赦ありません。
「Be healthier,Cleverer. Bless you ! Bless you !(健康で、賢くなるように。祝福あれ)」と祈りながら叩きます。
みなさんもこの素隠居に出会ったら、どんどん叩かれましょう。

また素隠居保存会では、祭りの間素隠居になる人を募集しているそうなので、皆さんに幸せを配達したい方は問い合せてみてください。
*素隠居保存会 E-mail:akikun_odango@yahoo.co.jp*
千歳楽(せんざいらく)
この祭りには布団を重ねたような形をした太鼓御輿も出て町を練りまわします。これを千歳楽と言います。担ぎ手の元気のよい若者たちは、「おいら備中の倉敷育ち。銭はないけどぇ、やれやれー意地があるよー。しゃんしゃん※しゃんとせぇ、しゃんとしゃんとしゃんとせぇ、芋食ってしゃんとせぇ、豆食ってしゃんとせぇ、しゃんしゃんしゃんとせぇ、しゃんとしゃんとしゃんとせぇ」
(※しゃんとせぇ/しっかりしなさい)
と、歌声も高らかに練り歩きます。
ママカリ寿司
お祭りと言えば、ご馳走が付き物ですね。
倉敷では祭りには「ばらずし」をどこの家でも作ります。
ばらずしについては、4月にお話ししました。
*バックナンバー/ばらずし*
今月は、ちょうど旬のママカリ寿司をご紹介しましょう。
ママカリとは、ニシン科の小魚のことで、標準名をサッパと言います。
『ママカリをおかずにしたら、美味しくて家のママ(ご飯)が足りなくなり、隣の家にママをカリ(借り)に行った。』と言うのは有名なお話です。
そのママカリを使ったお寿司が、ママカリ寿司です。
〜簡単にできるママカリ寿司のレシピ〜
(1)ママカリを買って来る。この季節には、倉敷のスーパーでも売っています。
(2)ウロコを取り、頭を落とし内臓を取り出す。腹をきれいに水洗いする。ママカリを腹開きにして、骨を抜く。
(3)ママカリがさばけたら塩をふり、3~4時間置く。次に酢と砂糖を混ぜてその中にママカリをつける。一晩から一日ぐらい冷蔵庫の中でつけておく。
※ここまでが、面倒な人は酢漬けのママカリが売られているのでそれを買いましょう。
(4)酢めしをにぎり、酢につけておいたママカリを取り出してその上にママカリをのせてもう一度にぎって出来上がり。
想像しているだけで、食べたくなります。
この時期は穴ジャコなども獲れて、食卓も春まつりです。